大臣の戯言

過激派ショタ勝利担兼けんしょり厨

Sexy Zone アリーナコンサート2012の感想

舐めてた。私はジャニーズを、いやSexy Zoneを舐めていた。

 

ここまで人を感動させることが出来るグループがかつて居ただろうか。

 

初めてライブDVDを観た。ジャニーズで初めて、アイドルで初めてではなく本当に人生で初めて。他にもDVDは持っていたが、やはり人生で初めて観るライブDVDは1st魂にしようと決めていた。

 

高揚感の中テレビをつけた。

ディスクを入れて再生されるのを待つ間、ポプステのTシャツの上にSZ10THのパーカーを着てタオルを首に巻いてペンライトを赤色に光らせて、真っ黒な画面をただひたすら見つめていた。

 

テレビに映ったのは

一面に広がる、薔薇のペンライト。

暗転した瞬間に上がる歓声。

そこから先はあまり記憶にないが

I see the light〜僕達のステージ〜のイントロが流れた瞬間、一瞬ペンライトを床に置きそうになった。泣いてしまうと思ったからだ。

案の定、泣いた。しかしそれは意図的に泣こうとしていたのかもしれない。偽物の涙かもしれない。でも確かに、私はアイシーに心を奪われた。

 

欲望のレインの演出とGAMEの演出がふまけんの対比をよく表していて光と影、白と黒、右と左。シンメ厨にはたまらないだろう。私もそのうちの一人だ。

 

ビリビリDANCEとララリラは特に大好きで、その2曲だけはペンライトをマイク替わりにして熱唱した。

 

勇気100%とWith you、High!! High!! People、スキすぎて、I see the light〜僕達のステージ〜では夢中になってペンライトを振ったり必死に彼らの踊りを真似した。

 

私はDVDを観始めてから気づいた。

そこにいた少年、佐藤勝利の当時の年齢と

今の私の年齢は同じなのである。

彼も私も春の15歳だった。ただただ嬉しかった。

私は今まで、Sexy Zoneをもっと前から推せば良かったと後悔していたのだった。

でも今は、最近好きになったからこうやって同じ15歳の時間を2時間程共にしたわけだしこれは運命なんだ、と。しかし、10年前から推していても「15歳になったらファーストコンサートを観る」というのは可能である、というか実行出来る。そこのモヤモヤはまだ残っていたりするが、でも私の性格からしてそれはありえないだろうと思うことで落ち着いている。

 

私が1番心を奪われた演出は風をきってだった。風に吹かれた少年たちの憂いを帯びた瞳、きっとそこに目線も心も体も奪われた。

ただの子供じゃない。彼らは、ひとつの、立派なアイドルグループだった。

勝利が、急に魂が抜けたように花道を歩いている姿になぜか興奮を覚えた。さっきまでアイドルの顔をしていた彼が、今この瞬間だけはスポットライトに照らされているだけの普通の15歳の姿をしていたのである。

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そのとき、彼は、いや彼らは、ステージ上では“普通”という生皮を剥いで、他人の夢という重い鉛を背負って、刺すような明るい照明の下で全てを曝け出し、永遠のように儚く輝くアイドルだったんだ。誰よりも特別なただの人間だったんだと思い知らされた。アイドルとは神でも偶像でも虚像でもなく、ただの人間が生傷を作りながら見せてくれる夢のような現実なのだ。そう感じざるをえなかった。

また、ラスサビで花道を脇目も振らず駆け抜けていたとき、ふとSexy Zone POP×STEP!? TOUR 2020のRUNを思い出した。無意識に重ねてしまっていた。あの時の5人と今の5人を。f:id:sz_____0929:20210524123033p:image

 

 

 

 

 

なんだろう、とにかく結論から言うとセトリも演出も構成も全て最高だった。

私はXYZ=repaintingやPAGESあたりの曲よりも断然one Sexy ZoneSexy ZoneLady ダイヤモンドカップリング曲の方が好きなのだ。

ファーストコンサートでは私の好きな曲ばかり歌っていた。知らない曲があるレベルで。

 

 

しかし、このブログを書いている途中で私は少し怖くなっている。

様々な面で初期の彼らが素晴らしすぎることで、今の彼らに魅力を感じないのでは、と。

 

 

だからこそ成長した彼らの10年間をライブDVDやシングル、アルバムについている特典映像を観続けよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が持っている“今の彼ら”に対する感情を

思いっきり覆してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

また、「舐めてた」って言わせてね。

私が愛してやまないアイドルグループ、Sexy Zone。